本日は、AnyMind Groupのチャート分析をした上で、今後の展開について考えて行きたいと思います。なお、チャート自体は、各自ご自身で証券会社のサイトなどからご参照下さい。
１．中期トレンド
本銘柄は2023年3月の上場で、長期チャートを語るにはまだ日も浅いため、まずは中期トレンドを見て行きます。
・2023/3～6中旬：公募1,000円付近で揉み合い
・2023/6下旬：急騰(約1.5倍)
・2023/7～10初旬：下落トレンド(約1/3)
・2023/10～2024/8下旬：上昇トレンド(約2.5倍)
・2024/9～2024/12末：下落トレンド
・2025/1～：上昇トレンド？
ざっくりと言うとこんな感じかと思いますが、2023/10にドスン下げたのは844円で売り出しがあったためです。その後上昇トレンドに復帰し良い感じでしたが、上昇トレンドの期間が長かったため、ある意味昨年夏以降の一旦の下落トレンドへの転換は、必要なガス抜き期間だったかも知れません（業績的にはかなり違和感がありましたが）。今年になって好調を維持していますが、中期トレンド転換に至るかは、２．短期トレンドをご参照下さい。
２．短期トレンド
・2024/10下旬と2024/12中旬にダブルボトム形成
・2024//11の反発は2024/8からの下落の半値戻し程度
簡単に言うとこんな感じかと思いますが、チャートだけで言うとダブルボトムからトリプルボトムに向かうことも経験上多々あり、安心出来る状況とは言えないと思います。年初からはこれまでと一変して陽線も多発していますし、体感的にはかなり良いのですが、トレンドとは後にならないと確定しないものなのです。
３．これを踏まえた今後の展開予想
１番あり得そうなのは、直近のダブルボトムを起点に中期トレンドが上昇トレンドに移行するというものです。この場合は、今私と皆さまが保有しているポジションは、セーフティーゾーンに入ります。個人的には、８割方このシナリオとなると考えています。というのも、昨年末意味もなく売られ続けましたし、業績的には何の変調もないことは、会社のＩＲにより明らかだからです。
イベントとしては、2/14(金)に2024年12月期の決算発表があり、再々上方修正濃厚ですし、恐らく2025年12月期の業績予想も2024年12月期のEPSの1.3倍程度で出してくるものと思います。今は、年度替わりしたものの、各証券会社のEPSは27円近辺でPER40倍程度ですが、PERがガクンと下がることになります。可能性は定かではありませんが、自社株買いの発表があるかも知れません。
そして、３月末には株主総会があります。今現在日程は下旬としか記載されていませんが、私もそろそろ質問の準備を少しずつ始めています。昨年の株主総会の状況については、過去の記事をご参照頂きたいと思いますが、非常に前向きで今後に繋がる議論が出来るのではないかと思います。
ということで、チャートの形としては、これらのイベントをバックに中期上昇トレンドに転換していくと考えていますが、２割位は３番底シナリオもあると考えておいた方が良いと思います。人は皆、上がりそうだと思うとリスク性の資金を傾けがちで、逆に振れて痛い目に合うことは皆さまも何度も経験していることと思います。ですので、私は既に@1,000円強で大量に保有していますので、個人的には、NISAの残りや追加の資金投入は、万が一の３番底シナリオの時かなと考えているところです。
