本日は、まず「節分天井彼岸底」という格言について少し考えたいと思います。すなわち、節分にピークをつけ彼岸に底入れするというものですが、これはあくまでアノマリーであって、全てこのように動く訳ではありません。例年年末に買われることが多く、1月もこの流れに乗っていれば、3月末の配当取りまで一旦相場は休養期間を経るという流れとなりますが、今回は中期的に日経は38,000円~40,500円の保ち合いでずっと動いており、現値の38,831.48円は下限までそんなにありません。従って、確率論的に今回は慌てて持ち株を売って彼岸近辺に買い戻すこともないのかなと、あらためて考えているところです。但し、持ち株がどんどん上昇する局面でもない様にも思え、確定/持続を銘柄毎に考えた上で、一部確定してCPを高めるのも良さそうです。また、日経平均が38,000円を切る様な局面が来れば、彼岸に関係なくCPを投入するのも全然ありの様に思います。
続いて、本日の終値3,910円となった4310_ドリームインキュベータの株価について考えていきます。昨日述べた通り、決算には見るべきところはなく、100億円の株主還元が全て終了する期末317円の配当落ち後は、四季報ベースでEPS39.9円、配当12~20円となりますので、配当利回り1位で買われている今の株価は幻に近いと思います。一方で、利回り1位が各所で継続的に取り上げられ、機関投資家の空売りも大きく担がれている状況で需給関係は最良です。私もそうですが、誰もが想定しなかったからこそ、ここまで上昇したと言えるのではないでしょうか。個人的には、本日も3,850円,3,860円,3,905円で500株ずつ売り上がりましたが、単純にマネーゲーム化した株価を楽しんで見ているという感じです。ここで確固たる売り物はなくなってきているため、明日は4,000円を軽く上回って来るかも知れません。引き続きマネーゲームと割り切った目で、このボーナスタイムでの次の売り場を探って行きます。
[相場環境]
・NYダウ:44,556.04 +134.13 (+0.30%)
・ナスダック:19,654.01 +262.05 (+1.35%)
・ドル-円:153円台前半 → 夜間152円台中盤
[日本市場]
△日経平均:38,831.48円 +33.11円 (+0.09%)
○TOPIX:2,745.41円 +7.39円 (+0.27%)
○グロース250:+1.11%
△5%以上↑銘柄数:52、5%以上↓銘柄数:34
・STOP高銘柄数(一時含む):14 (STOP安2)
・年初来高値更新銘柄数:98、安値更新銘柄数:57
○東証プ↑数:940、↓数:645 (騰落レシオ10日 116.77)
[個別銘柄]
・ホンダ:1,500円 +113.5円 (+8.19%)
・日産自動車:386.9円 -19.8円 (-4.87%)
→ 経営統合が破断となる可能性の報道を受けて。日産が子会社化を拒否していることが理由の様ですが、変なプライドは捨てた方が良いと思うのは私だけではないと思います。ホンダの株主から見ればこれ幸いと思います。
・はてな:1,188円 +57円 (+5.04%)
[主な持ち株の値動き]
・DI:3,910円 +270円 (+7.42%)
・AnyMind Group:1,147円 +2円 (+0.17%)
→ かろうじて反発。決算発表が近づいて来ましたので良い形でバレンタインを迎えてくれることを期待したいと思います。
・GMO IG:2,773円 +57円 (+2.10%)
・東京建物:2,473円 +85.5円 (+3.58%)
[ビットコイン]
・1,500万円前後