reit_fightの株式相場雑感

1999年より株式投資をしているベテラントレーダーです。注力銘柄はAnyMind Group、住友金属鉱山、住友不動産など。ライブドアブログと並行して運用しています。

昨日述べた「民意」の解説

 昨日、高市さんが総理に選ばれると考える理由として、「民意」という言葉を使いました。これについて、少し掘り下げます。

 さて、先の参議院選挙において、ざっくりと言うと、与党(自民・公明)は負け、この人員が国民民主、参政党に流れたと言えます。比例の得票数で言うと、もっと顕著なことが分かり、立憲も含むオールド政党から、私が比例で入れた「チームみらい」を含むニュー政党に得票が大きく移動したという事になります。

 続いて、選挙後ですが、自民は総括をした上で石破さんから高市さんにがらりと変わり、維新も藤田さんに変わっています。公明も、自民と離れたことは結果的な良し悪しは別として、明日に向けて動き出したとも言えます。一方で、立憲は野田さんのままが継続しています。

 さて、ここでキープレイヤーである国民民主に着目したいと思います。私も選挙区では国民民主の方に入れましたが、政策実現力に期待した方が多かったと思います。読者の皆様の中にも国民民主に入れた方もいると思いますが、私と同様でしょう。今現在、自民は石破さんの時には無視していた三党合意が有効と認め、実現に向け努力する意向です。石破さんなら言ったことは守らないと思いますが、高市さんなら有限実行でしょう。一方で、立憲と組んでも数では圧倒的に少数勢力ですので、国民民主の政策が実現出来るかは極めて不透明です。今の喫緊の局面で、どちらと組むべきか(対自民の場合は閣外協力になると思いますが)は聞くまでもありません。

 高市さんに対する民意は、選挙ではまだ表れていませんが、株式市場やSNS上の声、自民党員が高市さんになって急速に増えていることから見ても顕著です。それに比べて、玉木さんに今総理になって欲しいのはごく少数派と思います。単に総理になれば良いと言う訳ではないですから。これを石破さんが証明したばかりなのに。